御牧ヶ原コース
かつて朝廷に献上していた馬の牧場があった
- 初級者
- 展望
- 9.3km 総距離
- 2h30min 所要時間
- 130m 標高差
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丘と森とため池の織りなす田園風景と、晴れた日には浅間連峰、北アルプス、八ヶ岳連峰の大パノラマが広がります。
御牧ヶ原コースのスポット
農業大学校周辺
1. 眺望の丘
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2. 牧の池
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3. 県立農業大学校
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御牧ヶ原台地(みまきがはらだいち)は、北八ヶ岳の古い火山群(八柱火山群)や烏帽子火山群(浅間連峰)の噴火活動により形成された。台地上は標高750~800m程度。最高点の 858mから低い地点で 650m と、緩やかな起状で、千曲川に面して100mから150mの断崖になっている。
北は浅間、南は蓼科、東西は千曲川、鹿曲川に囲まれており、浅間連峰、八ヶ岳、美ヶ原、北アルプスなどが一望できる。平安時代から鎌倉時代初頭にかけて、朝廷の料馬を養成した勅旨牧「望月牧」(もちづきのまき)があった。その面積は約2,100ha(東京ドーム約450個分)と言われ、ここで育てられた馬は駿馬「望月の駒」として全国に知られていた。信濃、甲斐、武蔵、上野の4国に32牧ある中で最大規模を誇り、平安時代の最盛期には献上頭数年80頭のうち20頭を望月牧から献上していたと言われている。
諏訪山口は、江戸時代に小諸藩の藩有林であった諏訪山の入口にあたる。近くに石仏と石塔があり、浅間山を望むことができる。笹沢川沿いには、森の間に細長い田んぼが連なっている。上流にはゲンジボタルの名所もある(6月末~7月初旬頃が見頃)。
眺望の丘からは、浅間連峰、北アルプス、八ヶ岳など、360°のパノラマが楽しめる。牧の池では、7月下旬には睡蓮とハスの花が見られる。御牧ヶ原には流れ来る川がないため、数百と言われる溜池が造られた。
農大の丘の上からは浅間連峰や八ヶ岳~北アルプスが一望できる。周辺に広がる白土ばれいしょ(白いも)畑は、重粘土質のため肌の白い味の濃いイモとなり、地域の特産品となっている。農業大学校は長野県内で農業を志す方を対象に、様々な研修を行っている。
干間無池周辺
4. 干間無池
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5. 茶房読書の森
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6. 御牧ヶ原台地からの浅間山
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千曲ビューラインは、小諸市から上田市まで続く農道で、御牧ヶ原と八重原を横断している。近くには私設の「こぎつね展望台」もある。
干間無池(ひまむいけ)は御牧ヶ原で2番目に大きい溜池で、1820年頃に造られた。「干上がる間が無い池」という願いが込められている。昭和40年代になると、女神湖や五郎兵衛用水から水を引いてきて、台地に水が潤うようになった。
茶房「読書の森」は、1993年オープンの喫茶と軽食の店(ゲストハウスもあり)。20年以上の歴史を有し、珈琲はネルドリップで一杯ずつたてている。広い野原と林を持ち、アート活動と自然保護活動もあわせて行っている。店内にはたくさんのおもしろアート作品、広い屋外にはどうらくオルガンを初め、竹や藁や、土にかかわるナチュラルな素材の面白不思議物がたくさん。
鴇久保周辺
7. 御牧ヶ原台地
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8. 集落とつながる森の道
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9. 鴇久保ビオトープ
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白い道では、有機質を多く含む重粘土質の土で作られる白いも(白土馬鈴薯)が有名。これは、昼間と夜間の温度差、雨の少ない環境、長い日照時間と粘土の助けを受けて、デンプンと旨みの詰まったジャガイモを育んでいるからと言われている。芋の肌が白く、ホクホクとした食感が高い評価を得ており、市場では一般の馬鈴薯の2~3倍の値がつくと言われている。
鴇久保ビオトープは、御牧ヶ原台地と千曲川の中間に位置する集落。かつてトキが生息していたことからその名がついた。地名の通り鴇(トキ)と住民が共に住める環境を作ろうと、地元の有志が活動している。約140種類の草木、19種類のトンボ、31種類の蝶の生息が確認されている。
- 千曲川コースダイナミックな地形の変化を楽しめる
- 軽井沢コース今後開通予定
- 浅間コース今後開通予定
- 蓼科コース今後開通予定