【報告】大人のトレイル歩き旅講座2021(4)
開催日:2021.12.11~12.12
【報告】大人のトレイル歩き旅講座2021(4)
イベント
※第5回は中止

※2022年3月12日(土)予定の「第5回 動物の痕跡を辿るアニマルトラッキング」は中止。


■第4回「大地の見かたが変わるジオトレッキング」

 

日 時:2021年12月11日(土)13時~12日(日)12時30分
竹下 欣宏

講 師:竹下 欣宏(よしひろ)(州大学教育学部准教授)
愛知県出身。2004年3月、信州大学大学院博士課程を修了。栃木県立博物館、戸隠地質化石博物館、信州大学教育学部助教を経て2012年より現職。地球の歴史の中で一番新しい時代の地層(第四紀)や岩石を対象として、大地の生い立ちを読み解く研究をしている。

参加費:5,000円
参加者:15名(募集 16名、申込者 39名)

■活動レポート 1日目
浅間・八ヶ岳パノラマトレイルの布引観音コースを回る。「牛に引かれて善光寺参り」の伝説がある布引観音からスタート。隆起と浸食を繰り返した縞々の地層が左右に広がる。縞々がどうやってできたのか、考えながら歩いていく。
 
実験道具「エキジョッカー」。名前の通り液状化を再現するアイテムで、これを使って縞々の地層に縦のラインが入った原因を探る。このボトルに振動を与えると...。参加者も手に持って試してみる。
 
センターに戻ってから1時間のレクチャー。例年は浅間山の成り立ちについて学んでいたが、今回は石について、標本を使って学ぶことができた。浅間方面や八ヶ岳方面の石の違いも分かった。

■活動レポート 2日目
大杭橋付近で石の観察。昨日の標本で見た色や形を見ながら、触ってみたり割ってみたりして、違いを見比べる。大地の歴史が石から読み取れることに感動。
 
冬晴れの中、千曲川コースを通り懐古園へ向かう。浅間連峰を見ながら、その成り立ちを学ぶ。
 
最後は懐古園で歩いてきた地形を振り返り終了。千曲川を挟んで両岸では、それぞれ異なる大地の出来事があった。「ジオ視点」を持って歩くと、普段とは違った景色が見えた2日間だった。

■参加者の声(アンケートより)
  • 小諸の地形が良く理解できた。
  • 先生の話がとても上手。専門家の話を詳しく聞けて満足。
  • すごく面白くて、何回も参加されている方の気持ちが良く分かった。
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