【報告】ロングトレイルハイカー入門講座2022 (2)
開催日:2022.06.04~06.05
【報告】ロングトレイルハイカー入門講座2022 (2)
イベント

第2回 地図とコンパスを使いこなそう


日 時:
2022年6月4日(土)13時~5日(日)15時
内 容:
1日目(机上) 地図のいろいろ、地形図の読み方、コンパスの使い方
2日目(実習) センター周辺トレイル(約7.5km)

松浦 慎■講師
松浦 慎 (日本山岳ガイド協会認定ガイド、マツウラ企画主宰)
茨城県出身。「マツウラ企画」にて年間を通して山や自然のガイドを行う。八ヶ岳や奥秩父、北アルプスでの縦走登山をメインに、花をめぐる山旅などを企画実施。地図読みやテント泊などの講習登山も行っている。2021年に東京から長野県塩尻に拠点を移し、塩尻の里山の魅力を見つけるため、時間があれば近所の山を歩き回っている。

参加費:
7,000円
参加者:
15名(定員 16名 申込者 22名)

■活動レポート 1日目
今回のテーマは「地図とコンパスを使いこなそう」。
講師は日本山岳ガイド協会認定ガイドの松浦氏。まずは地図を読む目的を再確認し、いろいろな地図の種類を見せてもらう。ひと口に地形図といっても、縮尺が違えば見えてくる情報が違う。見比べると面白さも倍増だ。
 
実際の地形図を使用し、ピーク、コル、尾根、沢について学ぶ。これらを書き込んでいくと、コース上のアップダウンの数が分かる地図が完成した。
講師お勧めの地図印刷サービスも教わり、手軽に地形図を入手できることが分かった。
 
1日目の最後はコンパスの使い方。
最初のうちはまだ慣れず、逆方向を向いてしまう参加者もいるが、その都度講師から、間違いやすいポイントや対処法の説明があり、少しずつできるようになっていく。明日の実践が楽しみだ。

■活動レポート 2日目
2日目は午前と午後に分けてトレイル歩きの実習だ。午前中は氷集落~布引観音を歩く。
常にコンパスで進行方向の確認。道迷いを防ぐには現在地を常に把握しておくことが欠かせないと身をもって知る。
 
天気にも恵まれ、浅間連峰を望みながら歩みを進める。
講師から名指しで「標高差は」「次の地点への角度は」など質問が飛んでくるので、ほど良い緊張感が漂いながらのトレイル歩きとなった。
 
午後は鴇久保集落へ。事前に、集落で見える風景を予想し絵を描いてみる。予想と風景が一致すればだいぶ地形図が読めている証拠だ。
コンパスの扱いにも慣れてきて、素早く進行方向を向けるようになってきた。
最後は、地図上では道があるものの、実際は藪でほとんど道が分からない場所を、コンパスを頼りに歩く。
地形図と実際の地形を一致させ、一見それとは分からない場所で「この辺りがピークです」と講師。GPSで確認すると、まさにピークのど真ん中に立っていることが分かり、参加者は感嘆のため息を漏らした。

■参加者の声(アンケートより)
  • 地図の読み方が以前と変わり、景色を感じられるようになった。
  • 普段は歩かない道も、地図とコンパスを使えば歩くことができることがわかった。
  • コンパスと紙地図の活用の面白さが良く分かる講習会だった。
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