【報告】大人のトレイル歩き旅講座2022(3)
開催日:2022.11.12~11.13
【報告】大人のトレイル歩き旅講座2022(3)
イベント
※第1回、第2回は中止

※第1回、第2回は中止

■第3回「いざ攻城! 兵たちの思いを巡らす山城トレイル」

 

日 時:2022年11月12日(土)13時~13日(日)13時
森垣 良広

講 師:森垣 良広(中世山城ブログ「らんまる攻城戦記」管理人)
長野県出身。長野県の中世城館研究の第一人者である宮坂武男氏の著書『図解山城探訪』に衝撃を受け、2009年から会社勤めのかたわら長野県の山城について現地を巡りブログ連載開始。現在までに843の記事を掲載。TwitterなどのSNSも活用し希望者の現地アテンドも実施。2020年に開催された「全国山城サミット上田・坂城大会」ではプレサミット、アフターサミットの講師を務めた。最近では上田市行政チャンネルYouTubeで、現在までに5回にわたり地元の山城の動画配信を行い、中世山城ファンの底辺拡大を実践中。

参加費:5,000円
参加者:15名(募集16名、申込者43名)

■活動レポート 1日目
初テーマとなる山城トレイル。まずは室内で楽しみ方の基礎講座からスタート。今は「山城ブーム」のようで、なぜ山の上に城が築かれたのか、いつごろからなのかを考え、さらに山城の優れた防御施設や構成などについて学んだ。
 
隣の東御市にある祢津下ノ城(ねつしものじょう)へ移動し、現地見学を行った。駐車場から登山口まで20分ほど歩き、さらに20分ほどで城跡に到着。堀切(ほりきり)、土塁(どるい)、郭(くるわ)、切岸(きりぎし)など、山城の造りを観察。考え抜かれて造られた山城の性能に驚く。
 
山城歩きの魅力を高める「縄張図」を手に講師から解説を受ける。センターに戻ってからは、山城の楽しみ方や、知っていると自慢できる山城の知識、大事なリスクマネジメントまで、幅広い内容を学ぶことができた。

■活動レポート 2日目
2日目は小諸市内にある富士見城へ。ここは市内でも展望が良く、敵の見張りには打ってつけだということがよく分かる場所だ。ここでも縄張図を手に山城の造りを学んでいく。
 
現在は堀切に橋が架けられているが、当時は急坂を登らなければ攻め入ることができない。攻める側、守る側、両方の視点で山城を歩くと、一層面白味が高まる。
 
山城は敵から集落の住人や領土を守るための防御施設として築かれた。1つとして同じ山城はなく、長野県の山城は人気が高く全国区だそうだ。トレイル歩きに山城要素を加えることで、ますます楽しみが広がると感じさせてくれる2日間となった。

■参加者の声(アンケートより)
  • 山城の構造を立体的に体感できた。
  • もっと気合のいる山城へも行ってみたいと思った。
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