【報告】大人のトレイル歩き旅講座2023(1)
開催日:2023.04.22~04.23
【報告】大人のトレイル歩き旅講座2023(1)
イベント

■第1回「森さんぽで春の自然観察入門」

 

日 時:2023年4月22日(土)13時~23日(日)12時

井上 基

講 師:井上 基(もとい)(ネイチャーガイド)
奈良県出身。大学では地学を学び、卒業後は、奈良県で県立高校理科教諭として10年勤務。在職中の教員海外派遣をきっかけに退職し、1年間の世界の地学ポイントを巡るバックパッカーの旅へ。帰国後長野県へ移住し、約10 年、軽井沢で自然ガイドとして勤務。現在は、ガイドの顔をもつ一方、農薬・化学肥料を使わない野菜とお米作りの農家、竹林整備活動などを行う地域活動家でもある。


参加費:5,000円
参加者:19名(募集20名、申込者31名)

■活動レポート 1日目
昨年はコロナ禍で中止になってしまったが、新テーマとして初開催。まずは野鳥観察で使用する双眼鏡の使い方をレクチャー。野鳥が木に止まる一瞬のチャンスを狙うためには、どのように見る必要があるのかを教わった。
 
センターの森から氷集落の森へ移動しながら、植物と動物の関係や生き残るための戦略について学ぶ。双眼鏡の使い方もだいぶ慣れてきたようだ。
 
センターに戻ってからは座学の時間。自分自身で自然観察を行うために、講師お勧めの図鑑、アプリ、双眼鏡などについて教えてもらう。膨大なアイテムが出回っていて、どれを選んでいいか分からない人も多かったため、とても参考になる情報だったようだ。

■活動レポート 2日目
2日目は野鳥が最もさえずる早朝5時スタート。希望者のみだったが全員集合して森の中へ。常に四方八方から大合唱が聞こえてくる。この時期ならではの楽しみ方に違いない。
 
2日目ともなると、野鳥をキャッチするのに慣れてきて、即座に焦点を合わせることができるようになってくる。たくさんの種類が見られただけでなく、コゲラ(キツツキ)が木に穴を空けている場面にも遭遇することができて、大興奮なフィールドワークとなった。
 
画像はヒトリシズカ。他にもイカリソウ、ニリンソウ、ウスバサイシンなど、春の花(スプリングエフェメラル)にもたくさん会うことができた。野鳥や植物、昆虫など春の様々な生き物のつながりを深く学べた2日間となった。

■参加者の声(アンケートより)
  • 五感を使って鳥や植物たちと触れ合うことができた。
  • 5時からの観察は早起きした甲斐があった。
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