【報告】大人のトレイル歩き旅講座2023(6)
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開催日:2024.03.23~03.24
【報告】大人のトレイル歩き旅講座2023(6)
イベント

■第6回「いざ攻城! 兵(つわもの)たちの思いを巡らす山城トレイル」

 

日 時:2024年3月23日(土)13時~24日(日)12時
森垣 良広

講 師:森垣 良広(中世山城ブログ「らんまる攻城戦記」管理人)
長野県出身。長野県の中世城館研究の第一人者である宮坂武男氏の著書『図解山城探訪』に衝撃を受け、2009年から会社勤めのかたわら長野県の山城を巡りブログ連載開始。現在までに864の記事を掲載。X(旧Twitter)などのSNSも活用し、希望者の現地アテンドも実施。
2020年に開催された「全国山城サミット上田・坂城大会」ではプレサミット、アフターサミットの講師を務めた。最近では上田市行政チャンネルYouTubeで、現在までに9回の地元の山城の動画配信を行い、中世山城ファンの底辺拡大を実践中。

参加費:5,000円
参加者:17名(募集20名、申込者27名)

■活動レポート 1日目
2年目となる山城トレイル。まずは室内での基礎講座からスタート。今は「山城ブーム」のようで、なぜ山の上に城が築かれたのか、いつごろからなのかを考え、さらに山城の優れた防御施設や構成などについて学んだ。
 
隣の東御市にある祢津下ノ城(ねつしものじょう)へ移動し、現地見学を行った。駐車場から登山口まで20分ほど歩き、さらに20分ほどで城跡に到着。堀切(ほりきり)、土塁(どるい)、郭(くるわ)、切岸(きりぎし)など、山城の造りを観察。考え抜かれて造られた山城の性能に驚く。
 
山城歩きの魅力を高める「縄張図」を手に解説を受ける。かつての遺構に思いを馳せながら歩くのは貴重な体験だ。センターに戻ってからは、山城の楽しみ方や、知っていると自慢できる山城の知識、大事なリスクマネジメントまで、幅広い内容を学ぶことができた。

■活動レポート 2日目
2日目は上田市内にある砥石城へ。上田城築城まで真田氏の居城となっていたようだ。昨日の山城と比較すると、とても規模が大きく、一大城塞群を形成していた。ここでも縄張図を手に山城の造りを学んでいく。
 
眺めの良い場所まで上がってきた。上田周辺の山並みが楽しめる。城塞群は大きく分けて、本城、枡形、砥石城、米山城、水の手で構成されているとのこと。
 
写真はうねるように造られた土塁。1つとして同じ山城はなく、長野県の山城は人気が高く全国区だそうだ。かつての山城を想像しながら歩くことで、トレイル歩きの楽しみも増すに違いない。

■参加者の声(アンケートより)
  • 山城の伝道師から直接話を聞けたのが良かった。
  • 段郭ときれいな土塁を見て、当時のことに思いを馳せることができた。
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