開催日:2019.09.07~09.08
【報告】ロングトレイルハイカー入門講座2019 (3)
第3回 トラブル対処法を身につけよう
■講座概要
2019年度ロングトレイルハイカー入門講座
主催:NPO法人アウトドアライフデザイン開発機構
共催:安藤百福センター
初心者ハイカーを対象に、ロングトレイルの歩き方やスキルを学ぶことを目的として開催した。2016年度より開催しており、今年で4年目。事前の計画、装備などの準備編から、楽しみ方、地図読み、天気図、トラブル対処などの実践編まで、歩き方の基本が一通り学べる構成となっている。
■講師山口 章(やまぐち あきら) 公益社団法人日本山岳ガイド協会認定ガイド
京都府出身、東京都在住。「山と溪谷」編集長、山岳図書編集部長、山と溪谷社事業部参事などを歴任。NPO法人アウトドアライフデザイン開発機構代表理事、NPO法人浅間山麓国際自然学校顧問、クライミングインストラクター。
中学時代より登山をはじめ、ワンダーフォーゲル部、山岳部で国内の山々を登り、海外ではモンブラン、マッターホルンなどを登る。登攀経験も豊富。主な著書は『社会と環境教育』東海大学出版会(共著)、『自然との共生をめざして』ぎょうせい(共著)など。
京都府出身、東京都在住。「山と溪谷」編集長、山岳図書編集部長、山と溪谷社事業部参事などを歴任。NPO法人アウトドアライフデザイン開発機構代表理事、NPO法人浅間山麓国際自然学校顧問、クライミングインストラクター。
中学時代より登山をはじめ、ワンダーフォーゲル部、山岳部で国内の山々を登り、海外ではモンブラン、マッターホルンなどを登る。登攀経験も豊富。主な著書は『社会と環境教育』東海大学出版会(共著)、『自然との共生をめざして』ぎょうせい(共著)など。
日 程: |
2019年9月7日(土)~8日(日)
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内 容: | 1日目
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(机上) 救急法、セルフレスキュー
(実習) キネシオテーピング(赤沼将充氏) |
2日目
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(実習) 浅間・八ヶ岳パノラマトレイル「千曲川コース(約15km)」
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参加者: | 19名(申込者28名) |
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講 師: | 赤沼将充氏(赤沼整骨院 院長) |
■講師プロフィール
赤沼 将充(あかぬま まさみつ)
柔道整復師の資格取得後、整形外科、整骨院での研修を経て、2008年長野県長野市で赤沼整骨院を開院。キネシオテーピングを取り入れた治療を行っている。
自身の足のトラブルをきっかけに足の重要性を実感し、治療のためにインソールの作製を行い、正しい靴のアドバイスやシューズフィッティングの普及に力をいれている。
柔道整復師の資格取得後、整形外科、整骨院での研修を経て、2008年長野県長野市で赤沼整骨院を開院。キネシオテーピングを取り入れた治療を行っている。
自身の足のトラブルをきっかけに足の重要性を実感し、治療のためにインソールの作製を行い、正しい靴のアドバイスやシューズフィッティングの普及に力をいれている。
■活動レポート
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まずは参加者自身が遭遇したことのあるトラブルを紹介。道迷いや滑落などが隣にいる人にも起きたと知り、講義に挑む姿勢は真剣なものになる。 トラブルを起こさないために、そして起きてしまったらどうするべきか、1時間ほどかけて学んだ。 |
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続いて赤沼整骨院の赤沼将充院長によるテーピング実習。キネシオテープを使い、怪我予防やパフォーマンス向上のためのテーピングを学ぶ。 膝、足の裏、ふくらはぎなど、気になる箇所はそれぞれに違う。疲労回復にも効果があるとのことで、明日の実習が楽しみになる参加者たちだった。 |
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懇親会ではパエリア、タコとジャガイモのガリシア風ホイル焼き、鯵の燻製クリームチーズディップなどを囲んで乾杯した。 懇親会が楽しみで……と語る参加者も。夜も更けてきて翌日が心配だが、会話は弾み、話題に尽きなかった。 |
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第3回にしてようやくの快晴! 浅間・八ヶ岳パノラマトレイルの千曲川コースは約15 km。 小さな集落を抜け、色づき始めた田んぼを傍に、小諸に住む人々の生活や歴史を身近に感じながら歩く。 |
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ガイドによる解説は秋の七草や養蚕文化、吉永小百合が訪れてCMを撮影したという古いつり橋など多岐にわたった(なお、このつり橋は10月の台風19号で崩壊している)。 |
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コースの締めは氷集落の風穴。暑さ厳しい一日の行程を乗り越えたからこそ染みわたる冷気に、一同足から根が生えたように動けない。 冷やしておいたジュースで自然の冷蔵庫の威力を体感し、トレイルは無事終了となった。 |
■参加者の声(アンケートより)
- キネシオテープの効果が実感できた。
- 暑さ、アップダウンがきつかったが、楽しく歩けた。
- 機会がなければ訪れられない集落の中を歩けてよかった。
- 参加者の実体験に基づくトラブルの事例が聞けたので、トラブルは誰にでも起こり得る身近な事だと感じられた。